| 人とのふれあい、食の大切さを考える森永製菓と森永乳業では、大自然の中での創造的な遊びや諸活動を通して、よりよい自然や友(人間)との親和関係の築き、また生きる根源となる「食」についての学びの機会を子どもたちに贈っています。 |

20世紀という創業以来の100年間には、我々をとりまくすべての環境(自然・社会・生活)は一変しました。近代以降の産業化を伴う現代社会は、“調和”というよりは、心身の両面において自然界から“別離”することで推進されてきたとされています。それは“協調”というよりも適者生存原理、個人能力主義に基づく“競争”思想を根底に成り立っています。そのような社会傾向においては、子どもたちが自然の中で思いっきり遊ぶなどの自然環境に関わる機会は、益々減少傾向にあります。また、協力や助け合いなど、他者との触れ合いの中で何かを成し遂げていくことの喜びと、その大切さはしばしば忘れられがちです。しかし、自然や周囲の人と触れ合う直接的な体験を通して学び得る「生きた知識」、そのような智慧に基づいた自然や周囲の者たちとの友好関係の築きは、子どもの望ましい人間性の育成と社会生活の形成に欠かせないものであると考えられます。 |

当事業では、子どもたちに自然や他の人たちと深く触れ合う機会を提供することで、彼らが周囲の存在(自然、他の生物、他者たち)とよりよい関係を築くことができるようになり、その体験を糧として各々の人生において大きく成長していってほしいという願いがあります。それは、彼らが未来に向けて、よりよい社会形成に貢献できる一人となり、より多くの人々に平和と幸せを運ぶことができるような“小さな天使(リトルエンゼル)”のような存在になって欲しいという思いでもあります。そんな願いを込めて、1999年から毎年夏休みに「リトルエンゼル育成」キャンペーンを実施しています。大自然を近く深く感じえる環境において、ひとつの共同社会(コミュニティ)を形成し、その仲間や自然とのコミュニケーションを通して、「食」(食育)を含めて、協力・協調して生活することの大切さを体験する中で、個々の総体的人間成長を目的としています。 |

これまで、豊富な自然が残り、美しい海に囲まれた奄美大島沖の無人島、「江仁屋離島(えにやはなれじま)」を主たるフィールドとして、地元・瀬戸内町民の皆様に支えられながら当キャンペーンを推進してまいりました。自分と仲間の力によって、自らの思考と行動を駆使し、「生活」そのものを作り上げていく体験です。特に、「食」という人間活動は、生きていくためのその最も基本要素です。本事業では、この「食」の大切さについて、参加者が再認識していくことができる「食育」を一貫して考えています。 |

海で、森で、大自然の中で仲間とともに遊び、そして学び合い、皆で自らが食事を作りおいしく食べる。さらに、お互い助け合い、力を合わせて何事にも挑戦し、たくましく健康的に過ごすことになる自然生活は、まさに弊社の企業理念である「おいしく、たのしく、すこやかに」の集大成です。これからも、子どもたちみんなの大きな成長を願い、未来に輝き羽ばたくことのできる、一人でも多くの「リトルエンゼル」の育成を目指して、社会貢献事業としての当キャンペーンの実施と、その目的達成に努力していきたいと考えています。 |